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第35回京都府理学療法学術大会

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大会長挨拶

 

 この度、第35回京都府理学療法学術大会の大会長を務めることとなり、大変光栄に感じております。本大会は「つむぐ」をテーマに掲げ、「健康長寿社会における理学療法士の責務」について考える機会として開催いたします。ご参加いただく皆さまと共に、理学療法の未来をつむぎながら、地域社会への貢献を深めていければと願っております。
 近年、超高齢社会を迎えた本邦では、健康寿命の延伸が重要な課題となっています。医療技術の進歩に伴い、多くの人々が長生きを実現する一方で、高齢者が自立した生活を送るためには、単なる延命ではなく、質の高い生活を支えるための包括的なアプローチが求められています。理学療法士はその中心的な役割を担い、身体機能の改善や維持、そして地域包括ケアの一翼を担う存在として、大きな期待が寄せられています。
 本大会では、第一線で活躍されている講師の方々による講演や、多彩なプログラムを通じて、理学療法の可能性をさらに広げるための知見を共有する予定です。また、臨床現場での取り組みや研究成果を発表する場を設けることで、日々の実践がどのように社会の課題解決につながるのかを皆さまと共に探求してまいります。
 大会テーマ「つむぐ」には、人と人とのつながりや、知識・経験の共有、そして地域社会との協働を通じて、より良い未来を創り上げていくという思いを込めました。一人ひとりの理学療法士が、それぞれの立場で責任を果たしながら、その力を結集することで、健康長寿社会の実現に向けた新たな道が開かれることでしょう。
 最後に、本大会の開催にあたり、多大なるご支援とご協力を賜りました関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。また、ご参加いただく皆さま一人ひとりが、この学術大会を通じて新たな発見や学びを得て、日々の実践に活かしていただけることを心より願っております。
 第35回京都府理学療法学術大会が、多くの方々にとって有意義な場となることを祈念し、大会長としてのご挨拶とさせていただきます。

 

第35回京都府理学療法学術大会
大会長  窓場 勝之